定例会は参加は無料で予約も不要です。
現在予定されている今後の定例会の情報です。
第192回 | 日時:2025年7月12日(土) 14:00 | ![]() | ||
話題: | 『異常なタンパク質と関連する疾患』 | |||
提供: | 小澤 大作 先生 | セントラル硝子株式会社 New-STEP研究所 事業開発グループ 湘南リサーチセンター 主幹研究員 (専門:蛋白質科学) | ||
会場: | 京都大学 理学部 セミナーハウス | |||
招聘: | 藤原理事 | |||
要旨: | タンパク質は、私たちにとって無くてはならない不可欠なものです。一言でタンパク質と言ってもたくさんの種類があり、さまざまな形や機能を持っています。一方、アルツハイマー病やパーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症などの疾患においては、本来正常な形や機能を持って私たちの身体の中で仕事をするタンパク質が、何かしらの原因によって異常なタンパク質へと変化してしまい、その結果、それら疾患が発症してしまうと考えられています。本講演では、タンパク質の基礎的な話から、異常なタンパク質が関与する疾患とその治療薬開発への取り組み、さらには最近明らかになってきたタンパク質の新世界をお伝えできればと思います。 | |||
第193回 | 日時:2025年9月20日(土) 14:00 | ![]() | ||
話題: | 『国際宇宙ステーションでのダークマター観測「CALET(キャレット)」』 | |||
提供: | 鳥居 祥二 先生 | 名誉教授/招聘研究教授・早稲田大学理工学術院総合研究所 (専門:宇宙線物理学) | ||
会場: | 京都大学 理学部 セミナーハウス | |||
招聘: | 藤原理事 | |||
要旨: | ダークマターは、非常に重い弱い相互作用をする素粒子(WIMP)とする説が有力で、この粒子がお互いに衝突・消滅、または単独で崩壊することにより、高エネルギーの電子やガンマ線が生成されると考えられています。国際宇宙ステーション日本実験棟・「きぼう」に設置されたCALET(キャレット)は、宇宙から飛来する素粒子や原子核(宇宙線)の観測をおこなって、その起源を探るとともにダークマターの痕跡の検出を目指しています。本講演では、どのようにして宇宙線の観測を行い、これまでにどのような結果が得られているのかについて解説します。 |
会場は京都大学北部構内にある理学研究科セミナーハウスです。
今後ご参加の皆様へ改めてお願いがございます
今春(2023年春)からコロナの5類移行と会場の使用規制停止で、定例会を再開をいたしましたが、コロナは収束した訳ではなく、 現在も陽性者は全国で出ており増加傾向にありクラスターの発生もあり、感染者の二割に後遺症が出るが対症療法しかない、 感染力の強い変異種の日本への上陸、医療者からの冬に向かっての警鐘、などなど、大きく報道されない現状が有ります。
以前例会にご登壇頂いた社会医学・疫学の藤田先生から、政治や世論のコロナ無警戒ぶりに危機感を持たれ、 有効なワクチン接種とマスク着用とを参加の皆さんに推奨されたしとのご助言を頂き、ほかの医師の先生方からも 警戒を解ける状況ではないとお聞きしました。
主催側では当面、会場の消毒・換気、マスク、酒精、遠隔体温計、間隔が取れる座席を準備いたします。 ご参加の皆様には今まで通リの予防対応をなさってご来場戴きますようお願い申し上げます。
2023年10月吉日 主催者 敬白
こちらから検索できます。
第191回 | 日時:2025年6月21日(土) 14:00 | ![]() | ||
話題: | 『夢から現実へ ― 核融合エネルギーの夜明け』 | |||
提供: | 溝井 浩 先生 | 大阪電気通信大学 教授 (専門:原子核物理学) | ||
会場: | 京都大学 理学部 セミナーハウス | |||
招聘: | 関理事 | |||
要旨: | 核融合とは、星々が生み出す膨大なエネルギーを地球上で制御し、持続可能なエネルギーとして利用しようとする試みです。長年にわたり「夢のエネルギー」と呼ばれてきた核融合が、近年、国際的な協力と技術革新によって現実味を帯びてきました。本講演では、核融合の基本原理から、国際共同プロジェクト「ITER」、そして日本が構想を進める次世代の核融合原型炉「DEMO炉」について解説します。 また、各国ではベンチャー企業による核融合炉開発が急速に進んでおり、アメリカのHelionやCommonwealth Fusion Systemsなどが注目を集めています。日本でも同様に、大学や研究機関発の革新的スタートアップが台頭しています。たとえば、京都フュージョニアリング、Starlight Engine、Helical Fusion、EX-Fusionなどが未来のエネルギー実現に挑んでいます。核融合は単なる「科学の夢」にとどまらず、気候変動への対応、エネルギー安全保障、産業の構造転換など、現代社会の多くの課題に直結しています。 |
募集を終了しました。ご協力ありがとうございました。報告はこちらです。